2016年度母親講座・第5回目「親は何を残す?お金?本能?」
本日(3/15)の講座テーマは「親は何を残す?お金?本能?」。
広島県からおいでいただいた方を含み、関東圏外から6名新たにご参加くださりました。
講座では長年取り組んだ親御さんからのお便りが紹介されました。
修羅場もあったが今は穏やかな生活との近況が報告され、
「こんな日がおとずれるとは思わなかった。」とのこと。
このお手紙は、取り組みの真っ最中である親御さん方へのエールとなったようです。
スタッフ I.H
実際のところ、他のひきこもり支援施設やイベントではファイナンシャル・プランを作成する事を推奨していたりします。
これはつまり、親なき後の子のためにどれだけ財産を残していくかという対策です。
確かに、セーフティ・ネット的な観点からは必要なことかもしれません。
一方で思うのです。
「親が子に残すのは、本当にそれだけで良いのか?」
「残すべきはお金が一番なのか?」
私は少し違う様に思います。
”三十路・四十路も見えてきたひきこもりの我が子” を想像してください。
- 自分のために、親がしっかり関わってくれたという確かな思いが心にぎっしり詰まった子。
- 自分のために、親が生活していくだけのお金をボストンバッグにぎっしり詰めて渡された子。
どちらが、親なきあとをより良く生きれるでしょうか。
親御さんにとって、”確かなものと感じられる方” を我が子に残してあげて下さると幸いです。
前者の方法なら、SCSで最良のものを学ぶことが出来ます。
スタッフ T.M