2016年度 母親講座 第17回「夢中で遊んで目覚める本能」
本日のテーマは「夢中で遊んで目覚める本能」。
今日も平日にも関わらず、多くのお母様がご参加くださいました。
「本能」って何?
辞書にはお概ね「種に特有な行動傾向で,生得的(遺伝的),定型的な特徴をもち,走性や反射に比べて複雑な運動のパターンを示すもの」と説明がされています。
言い換えれば、「人間に宿る欲求に基づく行動パターン」と言えるかも知れません。
ポイントは「欲求=(意識・無意識下の)○○したい、○○が欲しい」です。
- 突然ですが、 これを読まれている親御様、
- 自分の子どもの「好き」や「楽しい」を知っていますか?
- ひきこもっている子どもが持っているキラキラ光るものを見つけられますか?
「小さい頃、下の子の面倒をよく見てくれた」とか
「とにかく手のかからない子どもだった」など親を喜ばせるキラキラではなく、子どもが自分自身を喜ばせるキラキラです(笑)
人間は砂山の中から、小さな小さな砂金を探すことができる生物です。
- 部屋から一歩もでなくても
- 誰とも口をきかなくとも
- 理解不能な言動でも
「この子のやっている事には必ず意味がある」と信じて、興味を持って見守り続ける。
本能が作動した時には親という絶対なる関係性の受け皿が必要です。
医者や支援者など他人に頼るのではなく親が引き受ける。
眠っていた、あるいは出せずにいた本能が目覚める時こそ、ぶり返しのない回復がスタートします。
好きな事しかしない。
出来そうで出来ない事をじっくりひきこもった子どもがする。
その意味を親はすぐには分からないかもしれません。
子が夢中で遊んで(取り組んで)、ゴツゴツした砂の山から見つけた「本当の何か」。
これは、子が自分を生きていく必要不可欠なエレメント(要素)です。
今現在、この話がよくわからないお母さん・お父さんがいても大丈夫。こう考えてください。
つまり、お子さんの心の中に「本物」があるかどうか。
「本物」が心にある子、「本物」が心にない子、どちらが変化に富むこれからの世の中を、自分の力で生き抜けるでしょうか。
SCSでは,よそでは聞くことができない ”こんな大切なこと” をお伝えしています。
スタッフ Y.F
スタッフ T.M