2018年母親講座 第4回「夫婦で取り組みが理想だが…」
だいぶ春らしくなって、花粉症の季節になって来ましたね。
3月は別名「木の芽時」なんて言われておりまして、ひきこもりや不登校の青年や青少年にとっては些かしんどい時期であると思います。
ただですら心身ともに調子を崩しやすい時期に加えて、大きなストレスがかかるからです。それは「周囲の人らは新たな飛躍を遂げる4月であるけども、自分だけは取り残される気がしてならないから」です。
このしんどさは経験したものにしか分からないかも知れません。
本日の講座のタイトルは、「夫婦で取り組みが理想だが…」。
このブログをお読み頂いてる「(我が子の)ひきこもり、不登校の問題」に立ちむかっている方の多くが、親御さんなのではないかなと推察しております。
こころの諸問題一般にも言えることとですか、こう言った我が子の問題にいち早く動き出すのはほとんどの場合「お母さん」です。
これはなぜなのでしょうか?
私自身も「なんとなく分かる」けども、これが理由だ!と言い得るのが中々難しく最近まで来ましたが、「なるほど!」と思う文献に出会いました。
それは…を、書くよりもですね。
せっかくなので、母親講座に参加して下さったお母さん方に
「なぜ、我が子の問題に立ち向かえるのは母親なのか? 母親と父親のイメージ」
を話し合って頂き、発表してもらいました。
それが、この黒板です。
母親
- 自分のお腹を痛めて産んだから
- 感覚のところで動く
- 母性、それが分かる能力
- がある
- 繋がる力(日常で)子に寄り添える
- (この気持ちを)感じて、動ける
- 世間体・プライドを上回って動けるよ
- 自分しか子を守れない!という気概がある
父親
- (どう子に関わっていいのか分からず)表面ぽい
- 社会で働いているんだ!が一番
- 裁判官のようであり、評論的である
- 感覚鈍って、どうして良いか分からない
- 考えがフリーズする
- なんだかんだ子を信じている?
- プライドにより、新しい事を受け入れられない
これらは男の私から見ても、なんかいい得ている気がする…(笑)。
文献どうこうよりも、人の親であり、現役で夫婦でいらっしゃるお母様がその真意を突いていらしゃいますね。
上記のことから、ひきこもり、不登校の解決のための初動はどうしてもお母さんになってしまうもの。大概、父親は妻(母親)の要求で後々動くのが一般かもしれません。
でも、最初はそれで大丈夫です。
なぜなら…
母親は「愛の象徴」であり、父親は「社会(力)の象徴」であるから。
どちらが、先に必要かは自明の理ですよね。
(もちろん、そのあとに父親の出番はやってきます。)
これ以上の内容は、講座に出て頂いた方だけの学びとさせて下さいませ。
スタッフ 桝田