SCSだけの特徴
「回復が約束されている」
一般社団法人SCSカンセリング研究所(以下、SCS)では、代表らがひきこもり支援を約25年の取り組んで参りました。
その歩みの中で、次第に注目すべき事態が生じ始めました。
それは本人が頑張って一旦社会参加しても、多くの青少年が1年〜10年を経てぶり返すこと。
SCSも(現在の)他の支援施設同様、20年前はひきこもる青年その人に焦点を当てた支援をしていました。
そうやって支援を行うと青年は頑張り、一度は就労・修学に至るのです。…ですが結果は上記の通り。
そして、青年自身ががっかりし、親ががっかりし、それを見た(感じた)青年がまたがっかりして負のスパイラルへ落ち込んで行く…。
つまり、就労に向けた個人支援は身を結ぶどころかぶり返し、時として事態が悪化するケースもあるという現実です。
そこで、SCSではひきこもっている青年そのものへの支援は主たるものとせず、
親御さんに(子の問題に)しっかりと取り組んでいただくシステムに致しました。
具体的には親の勉強会と親の面接を軸とした、ひきこもりの回復に
取り組んでいただくシステムになっており、そのため会員制をとっております。
これらがSCSの最大の特徴といえ、他の支援組織にはないものと言えます。
親が”子に起きたことの意味”を理解し変化を辿りだすと、それにつれ子が親を信頼しだし、仲間を求め、遊びあい、学びやアルバイト、就職など社会参加へと至るのです。
ひきこもりの青年の心を例えるならば、穴の空いたレンコンのような弱々しくなった骨であり、これを親御さんの取り組みで密度の濃いしっかりとした骨としていく取り組みだと考えて下さると良いでしょう。
親が戦後の影響などを受け、組織や他者優先の生き方になりました。
その影響で感度の良い子は不全感や混乱を覚え、往々として不登校やひきこもりの反応になっています。
しかし、
”これこそが、真の成長へのサインなのです”。
子が命がけで出した反応を肯定的に考えれば、親の取り組みに意味が出てきます。医者や精神薬やカウンセラーは副薬であり、親の勉強や真の理解が主薬です。
SCSのひきこもり支援20年あまり。
数多くの回復のケースの共通項から導き出されたひきこもりからの回復方法、それが”親育ち・親子本能療法”なのです。
”親育ち・親子本能療法”を共に学びながら、しっかりとした骨となる確実な回復を共に歩みましょう。
親が ”正しい方法を正しい順番で取り組めば” 回復は約束されています。
一般社団法人SCSカウンセリング研究所
代表:桝田宏子