2016年度 母親講座 第8回 「重要な「吐き出し、反抗、退行」対応できますか?」
今日の講座は「重要な「吐き出し、反抗、退行」対応できますか?」。
例年、父母合同直後は人数が多少減るのですが今回も30名越え、新たに3名のお母さんがご参加くださりました。
SCSでは「”吐き出し、反抗、退行”」、この3つを如何に親が理解し・肯定的に受け取り・支えるかが、ひきこもりからの回復に大きな影響を与えると考えます。
親は頭で分かっていても、常識と非常識の間で揺れ動くようです。
(「吐き出し、反抗、退行」に親が付き合う事、その内容などが非常識と感じる事が多い)
所謂、”常識”に傾けば子どもの復活は遠のき、”非常識”に傾けば時に 孤独を感じる。
たまに親自身が、いわゆるフツー(常識)を望み、実践がグラつくことがありますが、その揺れを子どもは敏感に感じ取るのです。
あるお母さんの言葉を借りれば「まさに、エスパーか!と思う」とのこと(笑)。
「土台(親の実践)がぐらつくと 、子が反応し、「(頑張れない)親のために頑張るか」と妙に先走り、液状化現象みたいに崩れ傾いていくのを感じる」ことがあります。
このことについて、あるお母様が「すごくよく分かる。だから講座や面接で軌道修正してる」と話していました。
また、初参加のAお母様(他の支援施設からSCSへご参加)は「息子は十分やってくれたから『もう、いいよ』と言うが、ここ(講座)に来て、私も(親同士の)つながりがができれば楽しいと思う」とのこと。
他の初参加のBお母さんは「どこから手をつけていいか分からなかったが、講座に参加することで少しは笑顔で帰れるかな。」との感想を述べていました。
「子どものために」を前面にださずに、自分の生き方や自分の枠を拡げるため(=それすなわち愛? )の参加でもいいじゃないかと思ったりします。
弱々しかったお母さんが、数年をかけて強く逞しくなっていくのもSCSの特徴かも知れません(笑)。
会場が6月7日母講:南大塚地域文化創造館第1会議室に変更になります。