2016年度 母親講座 第12回「子の回復につれ親は何度も行き詰まる」
本日の講座タイトルは「子の回復につれ親は何度も行き詰まる」。
参加者も多く、それを見た池田が「行きづまっている人が多いから今日は参加者が多いのね(笑)」とつぶやきました。
今回は、カール・ロジャーズ(来談者中心療法の創始者であり、現在のカウンセリング理論を作った人)の言葉、
「無条件の積極的関心とは、変化の兆しが受容され、大切にされ、称賛される雰囲気を作りだすこと」
をもとに、子供から突き付けられた要求に素晴らしい対応をした親御さんのケースを例に、親の対応について話し合いました。
子どもが無茶な要求や難題を突き付けてきた時、
受容し、大切にし、称賛できますか?
どんな言葉や態度なら
受容された、大切にされたと思うのでしょうか?
思いもよらない難題に、二人一組の話し合いもいつになく静か。
首をひねったり腕を組んだり…消極的な意見、発言が続きます。
なかには「パス」するお母さんも(笑)
そして、誰も思いつかなかった親御さんの言動に
会場からは驚きの声が!
改めて桝田が伝えます。
「親は物事に気をとられているが、子どものやる事には必ず意味があるはずだと思うこと、それは子どもを信用している、すなわち『大切にしてる』ということ」
今回は暑さのせいか、取り上げたケースが難題すぎたのか発言は少な目でした。
わが子を受容し、大切にし、称賛する。
この言葉を扱うのは今年に入って二度目ですが、
毎回親御さんが考え込む難しいテーマです。
一番大事なのは「変化の兆し」を見逃さない事でしょう。
親にとって都合の悪い変化も変化です。
スタッフ Y.F