2016年度 オヤジの会 第2回目「良いも悪いも、無条件肯定できますか」
日曜日の午後、沢山のお父さん方がオヤジの会(父親講座)にご参加くださりました。
「良いも悪いも、無条件肯定できますか」 。
これは、SCSにおけるひきこもり回復の1番の基本である一方で、ここまでやれば良いよというチャートもない。
そして講座などで勉強した親は少なからず変化するので、親に対して、(変化を感じた)子どもは親を試すかのように、まずは無理難題言うのが相場です。
そこには、それだけ親に期待と苛立ち、恨みなんかが溢れるほど存在しているワケで。
青年(ひきこもっている子ども)は、親にぶつかりながら”手応えを感じながら次に進みたい思い”をまるごと受けとめて欲しいのです。
だから、そんな思いを肯定してもらうと、心にしみるんだろうなーって思います。
一方で、最近よく思う。父親ってつらいよなぁって。
社会(日本の価値観)の中で働き、この世界の価値観を要求される。だから、子のためとはいえ、切替するのはエネルギー要るなって。
子どもが少しでもプラスに成長(復活)すると、「直ぐに、じゃーこれもやれるな、次はここまでいけるな」ってスイッチに戻ってしまう・・・
そして、「失敗したーっ」て落ち込むお父さん方を、よく見ます。
スタッフである自分は、同じ男として色々わかっちゃう…
「男はつらいよ!!」って。
それでも、取り組みを諦めなかったお父さんのお子さんは、ひきこもりからの回復が良いのもまた事実。
だから、「男はつらいよ!」って言いながらでいいんです。
ともに取り組んで参りましょうよ。
そんな風に思いました。
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スタッフ M.M