2016年AW 父母合同1日親の会:前編
すっかり秋めいてきた11月、おかげさまでこの秋冬も「父母合同一日親の会」が開催できました。
いつもと異なる湯島:全国家電会館にて開催にも関わらず、予想を超えるお父さん・お母さん方にご参加頂けた事に感謝申し上げます。
午前中は、親御さんの「価値観を広げるワーク」に皆で取り組みました。
親御さんと一緒にスタッフもダンスセラピー体験!
体を動かした後、自分の体感覚を言葉で紡いだり、自分以外の人が同じワークにて感じたことを聞いてみたり等しながら世界を広げていきます。
「これって、必要なのか?」と初めてご参加くださる親御さんの中には戸惑われる方もいらっしゃいます。
同様に感じる方は考えてみて欲しいのです。
我が子がひきこもり、その状態が固着している場合においては良質な変化が必要になる。
そうなると、ひきこもる我が子に良質な変化の風を送れるのは誰でしょうか?
一番近くにいるのは親御さんです。
苦しいから、ひきこもった我が子。
そして
ひきこもっている事が、苦しくなっている我が子。
二重の苦しさが付きまとっている”ひきこもりの問題”を「子」だけのせいにし、ましてや「根性」だのの問題にしてしまうと孤立無援の寄る辺ない心が、絶望の海を漂流するだけなのです。
回復のためには、「親が子に起こった問題の全てを共有し、必要な支援を必要なだけする」。
ある意味、(今まで必要な支援ができる)親じゃなかったから「子がひきこもった・ひきこもり続けている」と考えれば「必要な支援」のため、親に変化が求められるのは必然となります。
我が子が自分の力で希望の海に漕ぎ出すには、親という港が多様な求めに対応できる価値観を持つことが有用であることはお分かり頂けるかと思います。
ちょっと文章が熱くなりましたが(笑)、こんな思いを込めて午前中のワークを行いました。
SCSでは、親御さんに価値観の広げて頂くことをご提案しますが、我々スタッフも価値観を広げるべく日々学び続けております。
共に参りましょう!
次回は午後の部:
ロボットコミュニケーターの吉藤健太朗さんの登場です!
スタッフ T.M