2017年度 第9回 母親講座「無言」「物破壊」「暴言」「暴力」の理解を間違うと‥
今回は急な会場変更にもかかわらず、大勢の親御さんが参加して下さいました。
北は東北、西は山陽からのご出席も。
遠方、仕事、介護、その他諸々の事情が各ご家庭にあると思いますが、それでも講座に通っている理由は何でしょう?
SCSの講座はテーマに関してストレートに教えることはしません。
親御さんに考えてもらうことも重要視しています。
今回も、父親からの過大な期待によりつまづいてしまった青年の、母親に対する暴言と物破壊についてのケースについて話し合ってもらいました。
テーマを伝えると、親御さんは傍観者から参加者へと変わります。
- 「え?父親ではなく母親?」
- 「我が家のケースには当てはまらない」
- 「分からない」
そんな台詞が通用しないのは親御さんが一番よく分かっています。
今はないけど、いざその状況になった時、母親講座で考えた、また学んだ知識が必ずしや役に立つと知っています。
自分の家に置き換えて考える。
我が子がこうだったらと真剣に考える、想像してみる、どうしてこの子はそうするのだろう?
たった数分の時間に頭の中は我が子でいっぱい。
そして親である自分はどう対処する?
- もし失敗したらどうしよう‥
- もし失敗したら‥‥
その失敗を誰も責めません。
むしろ親として講師もスタッフも参加者も失敗を報告します。
- 「失敗しちゃいました!」
- 「やっちまった!」
失敗しない完璧な親っているのでしょうか?
誰にとって完璧なのでしょうか?
そのズレが子ども達を苦しめていたとしたら‥。
もちろん、子の暴力化は止める必要があります。それは衝動性であろうがなんであろうがです。
ただし、“そうせざるを得ない” “そんな手段を使ってまで伝えたいことは何か?”を一度考えることは非常に大切です。
それが「無言状態」ならなおさらです。
だって、人間の行動には必ず意味があるのですから。
さて、今回のテーマの答えはなんでしょう?
是非、考えてみて下さい。
スタッフ Y.F