2017年度 第11回 母親講座「ぶり返しは必ず起こる。『気力・体力』がつく源」
ひきこもっている我が子が元気になると嬉しいですよね。
部屋から出るようになると嬉しくて、
会話をしてくれるともっと嬉しくて、
動き出すともっともっと嬉しくて、
親御さんは「嬉しいオーラ」をまとい元気いっぱい!
よかった、よかったと胸をなでおろしていると‥ある日、子どもの動きがにぶくなる、無言になる、部屋からでなくなる。
あれ?どうして?ようやく動きだしたのに‥もしかしてこれがぶりかえし?
そして思い出すのです。「無条件の肯定的関心」を。
そして気づくのです。「嬉しいオーラ」を本人は嫌がっていることを。
子どもの変化の時にこそ変わらぬ無条件肯定でどっしり構える。
この子は絶対大丈夫と信じる。
それでも、親が我が子の復活を信じて気の済むまでひきこもってもらおうと思っても、いろいろ言ってくる方がいるのも現実。
それをふまえ、本日の二人トークのお題は「お宅のお子さんどうしてるの?と、しつこく聞かれたら」あるあるネタなので皆さん白熱した様子(笑)
- 「元気にしてますよ」
- 「充電中です」
- 「うつなんです」
- 「家を守ってます」
- 「好きな事やってます」
- 「ひきこもりの事をもっと知ってほしいから
- 隠さずひきこもりですと話す」
など、たくさんの答えがでました。
そして、質問してくる人の中で親御さんが困るのが
- ちょっといじわるな興味本位で聞いてくる人
- アドバイスしたがる人
- 客商売なのでお得意様
- 何とかしてやる、と乗り出してくる親戚
さて、こういった方々の質問に答える?かわす?
講師桝田のどちらでもない秀逸な返しを聞いた参加者からは大きなどよめきがおこりました。
拍手も!
正直に話さない(話せない)ことがひきこもりを否定している訳ではないのです。親と子の絆の回復途中では外野が入ると長引く場合もあります。
我が子の回復に必要なのは「親」です。
スタッフ Y.M