2018年母親講座 第13回『ぶり返しは必ず起こる。「気力・体力」がつく大切な源』
小雨の中、今回は36人の参加がありました。
今回のテーマは、『ぶり返しは必ず起こる。「気力・体力」がつく大切な源』でした。
この講座の中で何度も聞いてきた言葉に、「ひきこもる人達は、自分を優先するよりも”他人を背負ってしまう”」があります。
それだけ繊細で感度が高い人達なのです。
さらに、「その人達が、ぶり返せる環境を作れるのは親しかいない」と続きます。
親は、前へ前へ、どんどん進んでいくことだけをいいことだと思いがちですが……
むしろ早めにぶり返すことが大切だと、SCSカウンセリング研究所では考えています。
子がぶり返せるのは、親が安心安全な存在でいるからこそ、できることだからです。
後半は、3人ずつで、「なぜぶり返しが大切な源なのか?」を話し合いました。
言葉にしていくことで、新たな気づきがあります。
その中で、印象的だった意見をいくつか載せておきます。
- 吐き出しとぶり返しの繰り返しで、子どもの根っこができてくる
- 自分のペースを知って次に繋げるため
- パワーをためる時期
- 体力と心の準備の自覚
おそらく正解はないのだろうと感じました。
ぶり返して、休むことによって、自分で自分を再確認し、またそこから自分で動く力を養う…というイメージを持ちました。
講座に参加し、親として、子の理解を深めようとする皆さんの真摯な姿に、深い愛を感じました。
そして、私も皆さんと一緒に学べることに、喜びと出会いを感じます!
1人でも多くのひきこもりの人が、幸せを感じられるように、
これからもSCSカウンセリング研究所は日々取り組んでいきます。
スタッフ 坂本崇代