2019年 母親講座 第8回『SCS  秘伝の巻「退行」の考え方』

今回のテーマは『SCS  秘伝の巻、「退行」の考え方』でした。

みなさんは、「退行」という言葉を聞いたことがありますか?

「退行」は、心理学の用語で、辞典には“困難な状況や情緒的混乱に立ち至ったときに、行動が発達上の初期の状態に戻ること”とあります。

幼児返りとも近い言葉です。この「退行」の扱い方がSCSカウンセリング研究所のやり方の軸となる部分です。

 

親が子にとって、安心安全な存在になると、子は様々な言動を出してきますが、「退行」もそのひとつです。一般的には、「甘やかしすぎてはいけない」と考え、突っぱねがちかもしれませんが……

SCS カウンセリング研究所では、どんな時も、親は子を受け入れ、子の味方であり続けます。

 

 

今回は、“もし子が犯罪を起こしたら、親としてどうするか? ”を話し合いました。親にとっては究極の質問だと思います。

もちろん犯罪は、社会的には罪を犯したことになります。その上で、みなさんなら子にどう対応するでしょうか?

子の側に立って、親として子に向き合えるでしょうか。子の味方であり続けることができるでしょうか。

また「退行」は、子に限ったことではなく、誰でも、普段から起きています。適応的な人ほど、少し退行してはバランスを取り、日常を生きています。

 

 

ひきこもりの人は、もしかしたら、小さい時から自分よりも周りを優先して、日常的に小さな退行ができなかったのかもしれません。

 

つまり、「退行」も、本人にとって必要があって起こると考えます。親と子の間に「退行」が起こることがポイントになります。

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一緒に学ぶ仲間が増えることを切に願っています。

 

スタッフ :  坂本崇代

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