2020年 母親講座 第2回『 親育ち・親子本能療法。親が育つとは 』
今回のテーマは『親育ち・親子本能療法。親が育つとは』でした。
SCSカウンセリング研究所は、22年目になりますが、その全ての取り組みから『親育ち・親子本能療法』が生まれました。
この「親育ち」とついているところに、実はとても思い入れがあります。
「ひきこもっているのは本人だから、本人に問題がある…本人が動かないと始まらない…」
「本人が変わらないといけない…」等々。
ちまたのひきこもり支援では、本人へのアプローチがほとんどです。
正直に言いますと、SCSカウンセリング研究所の前身団体の10年間は、本人へのアプローチを中心にしていました。
そうすると、一時期は元気になります。就学・就業したり、結婚したりもしますが、またぶり返してひきこもりの状態に戻る人が多いことに気がつきました。
その中で、ひきこもりの状態に戻らない人は、
親が育つ取り組みを主体的にしていることがわかりました。
そのため、SCSカウンセリング研究所では、本人を無理に動かさず、親からのアプローチで回復に導くようになりました。
「親が育つとはどういうことか?」みなさんで話し合いました。
- 子が頼れると思えること
- 包容力と勇気を持つ
- オープンで、明るく、強い人になる
- 肝っ玉かあさん
- 世の中もっと楽しいんだよと見せられる
親が取り組みだすと、子は自分自身に正直でいられるようになります。
親子が深いところで通じ合っていくことで、ひきこもりは回復へ向かって、動き出していきます。
ひきこもりにある子は、親に何か警鐘を鳴らしていると捉えてみると、今まで見えていた世界とは違う景色が見えてくるのではないでしょうか?
今年も一歩一歩、地に足をつけて歩んでいこうと、講座に参加して、みなさんの意見を聞きながら、強く思った1日でした。
入会前の方も、1回のみご参加いただけます(お1人様:4400円)。
詳しくは→こちら←
スタッフ : 坂本崇代