『今だからできること:その2』
全国に緊急事態宣言が出ていたゴールデンウィークが終わりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私はほとんどの時間を家の中で、家族と過ごしました。
朝起きて、朝食を食べていると、家族が「今日は昼ご飯、夜ご飯に何を食べさせてくれるの⁈」と聞いてきます。今、朝食を食べているのに…です。
家族それぞれが、思うような生活ができない中で、ご飯が唯一の楽しみになっている様です。
いつもは時間がなくて作れない料理や、めずらしいメニューを調べて作ってみたり…
私が在宅で仕事の日には家族に丸投げして担当してもらったりしています。たまには近所の飲食店を助けるつもりで持ち帰りをしたりもします。
こんなときだからこそ、家事や食事作りの全てを私が背負わないように、私自身がしんどくなりすぎず、穏やかな気持ちで元気でいられることを真ん中に置いています。
前回に引き続き、『今だからできること その2』を考えています。
- 自分自身をできるだけいい状態に保ち、身近な人を大切にすること
今の状況で、全く不安にならない人はいないでしょう。社会全体に漠然とした不安が流れています。
不安があることは認めつつ、不安に取り憑かれずに、うまく付き合っていくことが大切です。
不安を感じた時に、不安を悪者にしないで、「この状況だったら不安になるのも無理もないよね」と自分で自分の不安をまずは受けとめます。
その上で、自分でどうにかできることと、どうしようもないことに分けて考え、自分でどうにかできることに焦点を合わせておきます。
- 『今このとき』に光を当てておきます。
- 例えば、今食べているごはんの味の一つ一つに、
- 今聞こえている鳥の声や風の音など音の一つ一つに、
- 今一緒にいる人の言葉や行動や気配の一つ一つに…。
長くひきこもりにある方は、今までもずっとそうやって日々をやり過ごしてきたのかもしれません。
ひきこもりにある方から学べることが、今だからこそ、たくさんあると改めて感じています。
ピンチをチャンスに変えていけたら、と思います。
SCSカウンセリング研究所では、とりあえず5月末までは、面接のみ行っています。
しばらくは、それぞれの場所で、今できることを続けていきましょう。
また元気でお会いできるのを心より楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スタッフ : 坂本崇代