2020年母親講座13回『就労目標は失敗のもと。「一生働かね〜ぞ」の意味』
今回も20人弱の方が集まりました。
コロナ禍でも、変わらずに学び続けている姿勢に、スタッフ一同、頭が下がる思いです。
今回のテーマは『就労目標は失敗のもと。「一生働かね〜ぞ」の意味』でした。
親としては、今の時点で「一生働かね〜ぞ」「一生学校に行かね〜ぞ、と言われたら、(今の私は)どう思う、感じるでしょうか?
一人ひとりが考えて、紙に書いた後に、シェアしました。
そこでは、いろいろな意見が出ました。
- 「そうだね」と受け止めるが、どうしたらいいかわからない。
- 大変なことになったな〜
- 働かなくても生きて行ける方法を一緒に考えてみようか。
- ありえない‼︎じゃあ、何をするの⁇
- そんな風に思っていたの‼︎ショック!
- やっと本心を言ってくれた…
- わかった。お母さんが元気で長生きして、できるだけ働くから。
SCSカウンセリング研究所では、親は小言、正論、ジャッジメントを一切しないでくださいとお伝えします。今回のテーマにも深く関わってくる部分です。
だんだんに、子が親を心から信頼してくると、親には心の嘘はつきたくないという時期が来ます。
親を信頼しているからこそ、「一生働かね〜ぞ」が言えるのです。
人間には、安全基地(Secure Base)が必要です。
安全基地とは、心身を休めることができ、心の拠り所となる場所を意味します。
子にとって親が安全基地になると、生きる力が湧いてきます。親子の間に信頼があり、いつでも頼れる安心感から変化も起きてきます。
港があるから、出航できるのです。
次回8月18日火曜日の母親講座は、コロナで開催できなかった時期の補講を行います。
ぜひ一緒に学んでみませんか…?
いつでも新しい仲間をお待ちしています。
スタッフ : 坂本崇代