2020年母親講座 15回『ひきこもれずに10年、20年、30年。そこからでも親子信頼と回復を』
今回の講座タイトルは「?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
「ひきこもって10年〜」ではなく「ひきこもれず10年〜」ですから。
一聴すると、ひきこもらずに10年より30年、外に出ていてくれるならばそっちの方が心配なくて良いじゃないか!という方も少なくないかと思います。
みなさん、「そとこもり」という言葉を知っていらしゃいますでしょうか?。
現在の「そとこもり」の定義づけをネットで調べるとひきこもりとは全く別物と思われるかもしれませんが、根底にあるものは同じに思います。
せっかくですので、参加者の親御さんに「なぜ、10年〜30年ひきこもれない子がいるのか?」というお題で考えて頂きました。
- 親の価値観(人の中にいるのが大切だ)を守っている
- 圧力ある親に合わせることで余裕がない
- 親である自分がひきこもれないタイプ
- 生きることへの疑問に立ち止まれない
- 親に働いて見せて、認められるため
- 失敗できないできたから、自分で現在を生きている感覚がないから
私が想像した答えを上回る様々な考えが沢山出てきました。
わが子の立場に立ってモノを見たり考えたりしてみる、し続けてみる。今まで考えた事がないことを考えてみる。
そんな取り組みが親子の信頼関係を築き、1番の理解者の存在を感じることが「生きていくの力」となっていくのです。
今回も、自主性を持ってわが子の回復に取り組もうとする親御さん達の感性の豊さに胸を打たれました。
本日もブログをお読み下さり、ありがとうございました。
追伸
講座は体験参加できます。(1人4400円) 詳しくは→こちら←
スタッフ 桝田智彦