2020年母親講座20回『遊べたら回復のはじまり、本来の自分が戻ってくる』
今回も新型コロナの感染者増加の影響により少なめの人数でしたが、参加された方の熱意が伝わってくる会でした。
テーマは『遊べたら回復のはじまり、本来の自分が戻ってくる』
みなさんは”遊び“というとどんなイメージを持っていますか…?
ひきこもりにある方は、”遊び“がない人がとても多いのです。
車のハンドルの遊びを思い浮かべてみてください。車のハンドルは遊びがあるから、運転がしやすいのです。もしハンドルに遊びがなかったら…急に障害物が飛び出してきた時、避けられないでしょう。
あなたの家は、遊びのある家庭・家族でしょうか?
前半は、前回に引き続き、カール・ロジャースの理論から考えました。
今まではまわり(親や世間体や常識…等)のためにやってきた人が、”他人を喜ばす“をやめ、”自分のため“に自分で考え、自分の足で立っていく過程が、回復の道筋です。
”自分のため“に、慣れていないので、最初は傷つきやすく、慎重すぎたり、やり過ぎたり……一進一退かもしれません。
どれだけ遊べるかで、そのあとの心の強さ(耐性)が違ってきます。
どんな人にとっても、”遊び“はとても大切なのです。
遊べる心の余裕、お金、エネルギー、時間、環境……
一見すると無駄と思えることが、遊びに繋がっているのかもしれません。
まずは親自身が、遊びを大事にして過ごしてみてください。
昨年の講座は、12月20日で終わりました。
1年間ありがとうございました。
1月は、12日の母親講座から始まります。
(現在、緊急事態宣言の状況を見て開催を検討中です。決定次第、ホームページのNEWSでお知らせいたします)
また新しい出会いがありますように。
スタッフ:坂本崇代