2021.4.20 母親講座「親を信じ始めたら起きること、生きる欲求エネルギーとトラブル」
現在、東京都は緊急事態宣言が継続されていて、講座をお休みしています。(再開する際には、HPにも載せます)
少し前になりますが、4月6日に母親講座が開催されました。
テーマは『親を信じ始めたら起きること、生きる欲求エネルギーとトラブル』でした。
最近は、桝田智彦著『親から始まるひきこもり回復』の本を読んで、SCSに来てくださる方も多くいらっしゃいます。
今回の講座は、本の中ですと「意志のプロセス」の話が中心でした。
子が親を信じ始めると、様々な変化が起きてきます。中には、親からするとトラブルと感じることも起こります。
トラブルは悪いことでしょうか?
実際の事例をいくつも取り上げながら、トラブルをどう考え、どう扱っていくかを共に学び、考えました。
極端な言い方ですが、トラブルのたびに、「ああ、よかった」と思えるくらいに、親が子の気持ちに寄り添い、常に今に焦点を当てて毎日を過ごしていただけたらと思います。
後半は、親が普通を疑ってみることの大切さを学びました。
ある人の普通は、他の人の普通とは違います。親の普通は「子の普通」とは違います。
そもそも普通とは何でしょうか…?
例えば、学校に行けてないから苦しいのは、普通に囚われているから苦しいのではないでしょうか。
ひきこもりは、普通の枠から出ていると思うから苦しいのではないでしょうか。
親が子の苦しさに全身全霊を傾け、無条件で肯定し、聴き取っていくことで、必ず子の中に生きる欲求エネルギーが立ち上がってきます。
親が枠を超える(広げる)と、親の本気が子に伝わります。
こうしなければならないを手放し、ああしたい、こうしたい、したくない、という子の欲求を親がどれだけ大事に扱っていくか、というアプローチが、親育ち・親子本能療法です。
親も子も、have to(〜しなければならない)からwant to(〜したい)へ、意識を変えていくこととも言えます。
子の可能性を心の底から信じ、子を導ける親になっていきたいものです。
スタッフも参加者のみなさんと同じように、日々、試行錯誤しながら学びを続けています。共に学んでいきましょう。
今後は、コロナの状況次第ですが、講座は再開するつもりでいます。HPをご覧になるか、お電話ください。
入会前でも1回のみ(1人4400円) 詳しくは→こちら←
面接は普通通りに実施しています。初回面接をご希望の方は→こちら←
スタッフ:坂本崇代